ハンドメイド作品として、Instagramでも多くみられている羊毛フェルト作品。
いざ始めていろいろ作品を作っていく中で「パーツうまく作れないな」「くっつけるの苦手だな」と思ったことはありませんか?
このサイトでは羊毛フェルト作品におけるパーツ作品の作成、接合のコツをご紹介します!
パーツ作成のポイント
フェルト作品を作成するうえで必要となってくる耳や鼻といったパーツ
左右対称で作る必要があり作ってみたはいいものの大きさが違っていたり…
それが多く起きやすい人のため、今回はおすすめの作成方法やコツをご紹介します!
型紙を使う
自分のなかで丸をイメージしながら作っても少し歪んでしまい形がいびつに…
耳や鼻のパーツでは特に起きやすいです!
そんな時は、厚紙で形を作ってその中で丸を形成していくと形がゆがむことなくできるんです!
作品の大きさに合わせて厚紙の型を何種類か作成しておくのもいいかもしれませんね
クッキーの型なども作品の大きさによりますが使える場合もあるので試してみては?
本体の上で行う
主に目のパーツで関わることが多いですが…
小さなパーツを作成する際はパーツだけで作成するとうまくまとまらず接合する際にうまく行かないことがあります。
その時には軽く指先でまとめ、作成すると、羊毛の繊維が絡みやすいので作りやすくなります。
また接合するときのバランスにも関連するのでフェルト用マーカーでつけたい場所をイメージしながら作るとよりやりやすいですよ
ニードルの使い分け
出典:クロバー株式会社公式サイト
羊毛フェルトのニードルにはざっくり分けると4種類のニードルがあります。
これは用途別に分かれており針の太さや繊維を絡めるための溝の違いなどさまざまです。
基本的には通常の太さであるニードルを使用するのですが、繰り返し挿していくと羊毛フェルトが硬くなると同時に挿しにくさも出てきます。
その際は、細めのニードルを使いしっかりと作成するなど用途別に使い分けるとより作業は効率的に進められますよ。
パーツ接合のポイント
作品を完成させるために必ず行うのがパーツの接合作業です。
この工程がしっかりと出来ていないと「なんか変」「ちょっと違和感が…」と途中までうまくいっても失敗してしまうことも…
完成した時に満足のいく作品になるように接合する際のポイントをご紹介!
羊毛の量を適切に
パーツ作成する際にも注意しなければいけないことですが、接合する時も関連してきます。
形を作った際に本体と挿しつける羊毛が少ないと十分に接合できず取れやすい作品になってしまい、逆に羊毛の量が多すぎてしまうと本体に挿しつけることはできますが、余分に羊毛が余ってしまい作品のフォルムが変化してしまう可能性があります!
多すぎたらハサミで切るか手でちぎる、少なければ少し足して対応するのがおすすめですよ。
繰り返しパーツを作っていき適量の感覚をつかんでいきましょう!
まち針などの道具を使用
パーツをくっつける際は、本体とパーツを抑えながらニードルで挿しこむ必要があるので大変…
パーツを抑えている間に形が斜めになってしまうことも多いと思います。
そういう時におすすめなのがまち針です!
パーツを接合する前にまち針で挿し止めて全体のバランスを見ながら挿しつけられるので初心者や苦手な方にはおすすめ
まち針もDaisoやseriaなどに種類がたくさんあります。
小さな器と羊毛フェルトボールでオリジナルの針刺しをつくるのもかわいらしくて楽しいですよ。
つなぎ目を隠す
耳や鼻、手足などのパーツをくっつけた際挿しつけた周りがへこんでしまうので明らかに盛り上がってしまうことが多い。
そのため、羊毛を少量取りさしつけた部分に軽く挿していくと境目がわかりにくくなるため作品のシルエットがきれいになります。
作品を作っていくなかでの小さな問題
作品、パーツを作る、接合する場合のコツを紹介しました。
実際に作品を作り始めて少し時間が経ってくると、「ちょっと時間かかる」「指刺さるから痛い」と小さな問題がでやすいと思います。
小さな問題が原因で羊毛フェルトを辞めてしまうきっかけになる可能性もありますよね
なので、改めて羊毛フェルトについて軽く紹介しつつ羊毛フェルトをストレスなく趣味として長く続けられるように便利アイテムの紹介します!
羊毛フェルトとは
羊毛フェルトとは、羊毛を「ニードル」という専用の針を使って繊維化させることで、立体的な形を作成したりする技法の1種です。
一方で針を使用せず羊毛を平たく重ねて固め、フェルトのようにして使う「ウェットフェルト」という手法でも羊毛フェルト作品を作成できますよ。
どちらも同じ羊毛フェルト作品です。
作成したい作品に合わせて技法を変えるのがおすすめですよ。
必要な道具
羊毛フェルト作品を作るうえで必要なのは「羊毛」「ニードル」「フェルトマット」の3種類
準備する道具が少ないのも手軽に始められる理由であり場所も選ばないので気軽にやりやすい。
またDaisoやseriaといった百円ショップにも売られているのもおすすめする理由の1つですね。
羊毛
出典:ハマナカ商店
作品を作るうえでは欠かせないのが羊毛です。
さまざまな会社さんから豊富な種類が販売されていますので迷いやすいです…
自分が好きな色味で買うのが1番良いですよ。
最近はリアル植毛といったよりリアルなワンちゃんや猫ちゃんを作るための羊毛もあるので間違えて買わないようにしてくださいね。
ニードル
出典:ハマナカ商店
羊毛のフェルト化、形を整えるうえで1番重要なのが「ニードル」です。
針の太さやかえしの種類がわかれますが…
基本的にはレギュラー針、細針の2種類があれば十分だと思います。
細め針は主に作品の仕上げで使うことが多い針で斜めに挿しこんだり向きを変えたりすると挿しこんでいる最中に折れやすいので注意してください。
フェルトマット
出典:ハマナカ商店、クロバー株式会社公式サイト
ニードルでフェルトを挿しこむ際に必要となるのが「フェルトマット」です。
パーツ作成や接合など基本的にはこの上で作業することがほとんど
実は、これにも種類があり、「フェルトマット」と「ブラシマット」と2種類あります。
フェルトマットは比較的安価で手に入りやすいメリットがありますが、使い続けているとへこんでしまい取り換える必要があるデメリットがあります。
ブラシマットはフェルトマットにくらべ取り換える必要がないメリットがありますが作業面積が狭く作品によっては使いにくいというデメリットがあります。
用途に合わせて使い分けるのもおすすめですが、自分のやり方にあった道具を使うのが一番ですね
羊毛フェルトの便利アイテム
上記では基本的な道具について紹介しました。
これから紹介するのは、あると羊毛フェルト制作がしやすくなるものを中心にご紹介!
ベース羊毛
出典:ハマナカ商店
羊毛フェルトで作品を作る際は、土台となる芯があると作品を作りやすいですよ。
その土台として適しているのがベース羊毛と言われる素材です。
通常の羊毛に比べまとまりやすく、金額も比較的安価なのが特徴です。
通常の羊毛だけだとまとまりにくく金額もかかるためたくさん作品を作れます。
ベース羊毛として有名なのはハマナカさんで販売されている「ニードルわたわた」手芸店やAmazonで簡単に手に入りますよ。
ニードルホルダー
出典:クロバー株式会社公式サイト、ハマナカ商店
簡単にいうとニードルの持ち手のことですね。
通常のニードルだけだと持ちにくく何度も繰り返し刺していくため疲れやすい…。
そこでニードルホルダーを使うことで軽い力で持つことが出来るので楽ですね。
ニードルホルダーは販売している会社によってさまざまな形状のものがあるため好みで選ぶのもいいと思いますよ。
フェルト用チャコペン
出典:ユザワヤ
羊毛フェルト作品を作る際に作品の模様つけや目を刺しこむときなど感覚のみで対応するのは少し怖いですよね。
そんなときにフェルト用チャコペンがおすすめ。
印をつけることで作品のバランスを確認したり差し込みがしやすくなります。
百円ショップでも売られており、時間経過で色が消えるものが使いやすいのでぜひ使ってみてください。
他アイテムのお知らせ
出典:クロバー株式会社公式サイト
他のあると便利アイテムとしては…
- 目打ち:羊毛作品に穴をあけて刺し目を使う際に必要になります。
- ハサミ:作品完成後の羊毛を整える際に使用できる。
- デジタルスケール:羊毛の量を測り大きさを考えやすい。
- 3本針ホルダー:針で挿す回数が少なくなりより時間を短く効率的に!
他にも、指をさしてしまうのを防止する「指サック」など、さまざまなものが販売されているので興味のある方は調べてみてください!
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は羊毛フェルト作品を始めていく中で苦戦しやすいパーツ作成、接合のコツを紹介しました。
苦戦したり上手く作れないこともありますが、今回紹介した情報が皆さんの手助けになればと思います。
1番は作品を作ること自体を楽しむことを忘れないようにしてくださいね
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